耐震基準について

こんにちはデザイン設計課の津曲です。
今回は耐震基準についてお話しさせていただきます。
3つの耐震基準
建物の耐震性については、建築基準法によって最低限の基準が定められています。
その建築基準法の耐震基準は過去2回見直されています。
「旧耐震」「新耐震」「2000年基準」と表現し、区別しています。現在適用されているのは、「2000年基準」です。
旧耐震とは、1981年6月1日の改正まで適用されていた耐震基準です。
耐震の目安は、震度5程度の揺れでも建物が倒壊しないこと。
震度5程度の地震は、最近では頻発している印象があると思います。
そのため、この基準では、耐震性が十分でないことがわかります。
新耐震とは、1981年6月1日の改正から現在も適用されている耐震基準です。改正のポイントは2つです。
震度5などの中規模な地震についてはほとんど損傷しないこと、
極めて稀にしか発生しない大きな揺れ(震度6~7程度の地震)に一度遭っても、
最低限中にいる人の命が助けられる強度を持つこと。
2000年基準とは、2000年6月1日から木造建物に対して新たに追加され、現在まで適用されている耐震基準です。
2000年基準では、①地盤調査の規定と地盤耐力に合った基礎を選ぶこと、②接合部に金具取り付け、
③偏りのない耐力壁の配置、の3つの義務付けを木造住宅に対してプラスしました。
国民の命の安全のために、法律は改正され続けています。しかし、近年地震はどんどん規模が大きくなっています。
近年では「熊本地震」の「震度7」という揺れが2度も起こりました。
これは、2000年基準の木造建物でありながら大破以上の被害を受けた建物もありました。
トータルハウジングの注文住宅では、お客様に安心安全に過ごしていただけるように、
耐震等級3の構造計算に加え制振ユニットの【ミライエ】をご提案しいます。
詳しくは最寄りの店舗でお伺いください。